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【サイン本】森元斎『死なないための暴力論』

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ブレイディみかこさん、推薦!!
「『暴力はいけません』と決めつけることの暴力性に、私たちは気づいているだろうか」

「暴力反対」とはよく聞くけれど、じつは世の中は暴力にあふれている。
国は警察という暴力装置を持っており、問答無用で私たちから徴税する(そして増税する)。資本主義は、私たちを搾取し、格差を生み出す。家父長制は男性優位・女性劣位のシステムをつくりあげる。一方で、こうした暴力に対抗して、民主化や差別の撤廃などを成し遂げてきたのも、また暴力である。世の中にあふれる暴力には、否定すべきものと、肯定せざるをえないものがあるのだ。
世界の思想・運動に学びつつ、思考停止の「暴力反対」から抜け出し、倫理的な力のあり方を探る。

【内容の一部抜粋】
・人間は、そもそも暴力的な存在である
・暴力は、ヒエラルキー(階級)の上位がふるうものと、下位がふるうものに大別される
・新自由主義経済がチリの軍事クーデターの要因となった
・刑務所では、受刑者は搾取され、受刑者自身が対象となるビジネスを生み出す(産獄複合体)
・インド独立も、アパルトヘイトの撤廃も、公民権運動も、女性参政権獲得も、「暴力と非暴力のセット」によって達成された
・メキシコには権力を求めない「サパティスタ民族解放軍」という反政府武装組織がある
・クルド人たちは、国家樹立を目指さない男女平等の運動「ロジャヴァ革命」を起こした
・抵抗運動の多くは、中長期的に見れば成功している
・相互扶助もまた、(暴)力のひとつの表れである

【目次】
・第一章 世界は暴力にあふれている
・第二章 支配・搾取する、上からの暴力
・第三章 自律・抵抗する、下からの反暴力
・第四章 暴力の手前にあるもの

【著者略歴】
森 元斎(もり・もとなお)
1983年生まれ、東京都出身。長崎大学教員。専門は、哲学・思想史。博士(人間科学)。中央大学文学部哲学科卒業、大阪大学大学院人間科学研究科修了。日本学術振興会特別研究員、パリ第十大学研究員などを経て、2019年より現職。現代思想やアナキズムに関する思想の研究をおこなっている。著書に『具体性の哲学』(以文社)、『アナキズム入門』(ちくま新書)、『国道3号線』(共和国)、『もう革命しかないもんね』(晶文社)など。
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