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川瀬慈『私の中の野生』
¥500
映像人類学者の川瀬慈さんによる、自らの野生を掘り下げる歩行と思考の記録。 毎日新聞での連載エッセイといくつかの詩編を、筆者の生家付近の自然の中で撮影した写真とともにまとめたデジタルリトルプレス。 ◎目次 先客の歩行 曽祖父とヒル ぬめり 鳥の歌声の旅 標 伝承 さずかる 写す 私の中の野生 牛の聴力 海と浜のあわい 土に還る 私は歌 宴 ◎本文66ページ
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亀石みゆき『CINEMA TALK』vol.1
¥770
亀石みゆきさん(https://twitter.com/mkameishi?s=20)による映画感想シリーズ「CINEMA TALK」の第一号です。 特集は「児童文学と映画」。 全編カラーのイラストと文章を、pdfデータでお楽しみください。 ◎目次 ・魔女の世界 『ミルドレッドの魔女学校』 『ナニー・マクフフィーの魔法の杖』 『西の魔女が死んだ』 『魔女の宅急便』 ・北欧の暮らし 『ヘイフラワーとキルトシュー』 『長くつ下のピッピ』 『ロッタちゃんはじめてのおつかい』 『私たちの島で わんぱくアザラシのモーセ』 ・不朽の名作 『点子ちゃんとアントン』 『アンという名の少女』 『テンプルちゃんの小公女』 『秘密の花園』 ◎本文49ページ
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高山かおり『Magazine isn’t dead.とわたしと北海道』
¥500
独断と偏見による国内外のマニアックな雑誌に特化したウェブサイト「Magazine isn’t dead.」が2019年10月に創刊したプリントメディア、『NEWSPRINTS.』。その創刊号を再構成したものと、主宰の高山かおりが『北海道と京都と その界隈』で連載中のエッセイ「偏愛北海道」のvol.1〜5までを無理矢理合体。ここでしか販売しないオリジナル版です。 ◎目次 「Magazine isn’t dead.とわたし」 STORY #01 VOICE つくり手より。 #01 きくちゆみこ『voice-peace』 わたしと雑誌と。 #01 『Print Isn’t Dead.』 「偏愛北海道」 vol.1 六花亭が好きすぎて。+4年後の「六花亭が好きすぎて。」 vol.2 海より山派。+4年後の「海より山派。」 vol.3 私とすずらん+3年半後の「私とすずらん」 vol.4 ふるさとの味、インデアン。+3年後の「ふるさとの味、インデアン。」 vol.5 十勝と京都とKONCOSと。+3年後の「十勝と京都とKONCOSと。」 ・あとがきのようなもの ◎初出 「Magazine isn’t dead. とわたし」 STORY #01 VOICE NEWSPRINTS. #01(2019 年10 月発行) つくり手より。#01 きくちゆみこ 『voice - peace』 NEWSPRINTS. #01(2019 年10 月発行) わたしと雑誌と。#01 『Print Isn’t Dead.』 NEWSPRINTS. #01(2019 年10 月発行) 「偏愛北海道」 vol.1 六花亭が好きすぎて。『北海道と京都と その界隈』No.02 July 2016 vol.2 海より山派。『北海道と京都と その界隈』No.03 October 2016 vol.3 私とすずらん『北海道と京都と その界隈』No.04 April 2017 vol.4 ふるさとの味、インデアン。『北海道と京都と その界隈』No.05 August 2017 vol.5 十勝と京都とKONCOS と。 『北海道と京都と その界隈』No.06 December 2017 ※それぞれの「○年後の〜」は書き下ろし ◎本文28ページ
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太田靖久『切る』
¥600
2010年『ののの』で「新潮」新人賞を受賞してデビューした太田靖久が、その8年前の2002年に<太田川太郎>名義で「文學界」新人賞に応募し、最終選考に残った作品の初公開。 妄想と現実のつなぎ目がないまっすぐな道を疾走する男。暴力衝動と哀しみを抱えたまま、彼が辿り着く先に幸福はあるのか。 青春の悲劇を描いた物語。
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柴崎友香『行ったことのない場所を歩きたい』
¥600
2019年、台湾の文芸誌『聯合文学』にて1年間連載されていたエッセイから11編を、著者が台湾で撮影した写真とともにまとめたデジタルリトルプレス。 日本で公開するのはここが初めてです。今は行くことが難しくなっていますが、この数年に訪ねたあちこちの町のこと、思い出すできごとなど書いています。行ったことのない場所を思いながら、お読みください。 ◎総文字数/ページ数 約22,400字/本文50ページ(写真あり)
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管啓次郎『アラスカ日記2014』
¥500
目的は熊、鮭、鷲、くじらを目撃すること。星野道夫の親友だったリン・スクーラーに導かれ、いきなりアラスカの核心に入る2週間の旅の記録「アラスカ日記」(一部は「すばる」(2017年4月号に「アラスカ日記2014」として発表された旅日記の完全版)。 そして旅の記述をめぐる、日本ケベック学会での講演「旅を書くことを学ぶ」を付しました。 旅に思索を求める人、必読の組み合わせです。 ◎総文字数/23775字
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福永信『「父と子」&「店」』
¥500
温泉で息子と再会した老父が、一方的に語りかけ続け、最後まで湯から出ない湯more短編「父と子」(「すばる」2016年7月号)。 書くと死ぬ病を得たライターが、生き延びるために店を開くが何の店だが自分でも結局わからない短編「店」(「新潮」2015年12月号)。 著者自選、単行本未収録作のカップリング、両B面的(B&B?)傑作です。 ◎総文字数/35798字
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片山亜紀訳/ヴァージニア・ウルフ『おばあさんとオウム――本当にあった物語』
¥600
ヴァージニア・ウルフが、甥の発行する家庭新聞に寄稿した心温まる短編。 犬とふたり暮らしのおばあさんに届いた知らせが、オウムのジェイムズとおばあさんを引き合わせます。その夜に起きた出来事とは――? この作品の日本語訳の公開はこれが初めてとなります。 ウルフの翻訳としては平凡社ライブラリー『自分ひとりの部屋』『三ギニー』『幕間』、エトセトラブックス『ある協会』が記憶に新しい片山亜紀さんからの提供。注釈・訳者解説つき。 ◎本文14ページ/11731文字
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管啓次郎・温又柔『ミャオ!ミャオ!ミャオ! 中国貴州を旅して』
¥500
〈書類申請の煩雑さが頭をよぎるたび、よほどのことがなければ中国に行くことはないと私は思っていた。 そして、よほどのことが、八年ぶりに舞い込んだのは今年二月上旬のこと。 管啓次郎さんから「ミャオ!」という件名のメールが届いたのだ。犬好きの管さんがなぜ猫の真似を、と戸惑ったが、内容はこうだ。 ──中国の少数民族であるミャオの刺繍や衣装を研究しているファッションデザイナーの友人に、ミャオのお祭りを見に行こうと誘われました。よかったら一緒にどう?〉 (温又柔「国と国の際で──「中国」旅行ノート 貴州編」より) 中国・貴州省。ミャオ族やトン族などの少数民族の自治州である貴州を、2人の作家が旅した。 管啓次郎「貴州二十四葉」、温又柔「国と国の際で──「中国」旅行ノート 貴州編」の2編からなる「デュアル旅行記」を、デジタルリトルプレス化。 初出:『すばる』(集英社)二〇一八年八月号 ◎文字数/ページ数 約18000字/本文42P
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柴田元幸[手書き翻訳原稿 / 短編2編]
¥500
翻訳家・柴田元幸による清書前の手書き翻訳原稿。エドガー・アラン・ポー『アモンティリャードの酒樽』、トマス・ハーディ『ジョージ・クルックヒル氏の生涯における一事件』の2編です。氏の翻訳において、活字としては未発表の作品です。草稿なので、誤訳誤字脱字はご容赦を! ※「『MONKEY vol.21』刊行記念オンライントーク」にて、柴田元幸さんが「アモンティリャードの酒樽」を朗読しています。下記リンクより、この原稿とともにお楽しみください。(B&B担当より6/15) http://switch-pub.co.jp/monkey-21-talk-special/ ◎全22枚
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滝口悠生『寝上戸の友達』
¥500
東長崎の喫茶店で働いてもう10年になる目見(まみ)さんが、犬を連れた常連客と話しながら、大学時代の友達のことや、3年後に行われるという東京オリンピックのことに思いを巡らす。 2017年『高架線』(講談社)刊行時に配布された特典冊子のために書かれた同作のスピンオフ掌篇をデジタルリトルプレス化。 ◎総文字数/ページ数 約5000字/本文10ページ
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内沼晋太郎『父になるつもりじゃなかった』
¥500
結婚しないと決めていた。いまは二児の父になった。本屋B&Bの内沼晋太郎が、『母の友』『四月と十月』に書いた短いエッセイ7本をまとめた、デジタルリトルプレスです。 ◎目次 父の友 父になるとは思わなかった 『母の友』二〇一九年五月号 子どもの本を選ぶのが苦手だった 『母の友』二〇一九年六月号 子どもと触れ合う時間を仕事にする 『母の友』二〇一九年七月号 息子の絵 描く 『四月と十月』第38号 期待する 『四月と十月』第39号 対になる 『四月と十月』第41号 タコの絵 『四月と十月』第42号 ◎総文字数/ページ数 約6000字/本文20ページ