-
【サイン本】難波優輝『物語化批判の哲学』
¥1,056
物語はなぜ苦しいのか?「物語」が過剰に要求される現代社会で、「人生とはかくあるべきだ」という押しつけに抗う。 新進気鋭の美学者による「次世代の哲学」。 【推薦の声、続々!】 〇永井玲衣氏(哲学者・『水中の哲学者たち』『世界の適切な保存』) わたしたちは何のために哲学するのか。 それは、もっと世界に出会うため、もっと広々とした場所に行くため、もっと可能性にめまいをおぼえるためなのかもしれない。難波さんは、考えれば考えるほど、自由になっていくみたいだ。 〇田村正資氏(哲学者・『問いが世界をつくりだす』「あいまいな世界の愛し方」『群像』) ずっと、アイデンティンティを見つけなければと思っていた。 でも、アイデンティティという名の物語に囚われていただけだったのかもしれない。難波さんの本はそんな僕に「世界を見くびるな。そこから出てこい!」と語りかけてくれる。 【抜粋】 清涼飲料水の広告の少女はいつもドラマティックな青春を謳歌しているし、「推し」はファンの期待した筋書きどおりに振る舞うし、就活面接では挫折経験を「美談」として語らねばならない。 私は端的にこう思う。何かがおかしい、と。 人々はあまりにも強い物語の引力に引き寄せられて、もはや物語に支配されつつあるのではないか、と私は危惧し始めた。 だから、私はこれから、物語に対抗したいと思う。何かしらの物語が私たちの幸福を奪うのだとしたら、もはやそんな物語は廃棄されるべきだろう。私はよき物語を愛している。それゆえ、物語を批判したいと思う。愛するということは、支配されるわけでもなく、支配するわけでもなく、独特のバランスのなかで惹かれ合い、反発し合うことなのだと考えている。 第一部の「物語篇」では、物語化の持つ魔力と危うさを論じていく。第二部の「探究篇」では、物語の危険を避け、物語を相対化できるような思考を「遊び」を手がかりに探索していこう。その中で、改めて物語との向き合い方がみえてくるはずだ。 物語化批判、そして、遊びの哲学を始めよう。 【内容紹介】 〇 誤解を生む「自分語り」(第1章 物語批判の哲学) 〇「感情的だ!」という批判をする人こそ、実はもっとも「感情的」(同上) 〇 アイデンティティは服のように「着替えられる」(同上) 〇 人生を「攻略」しようとする人が陥る「視野狭窄」(第2章 ゲーム批判の哲学) 〇 なぜ人は「考察」と「陰謀論」にハマってしまうのか(第3章 パズル批判の哲学) 〇 真のギャンブラーが欲しいのは「お金」ではない(第4章 ギャンブル批判の哲学) 〇 残酷だけど創造的な「おもちゃ的生き方」(第5章 おもちゃ批判の哲学) (版元サイトより転載) ----------------------------------- 同一タイトルのサイン本のご購入はおひとりさま1冊限りにさせていただいております。 また販売しておりますサイン本の転売は、固く禁止させていただきます。 転売行為が発覚した場合には、以降、当社オンラインストアでの商品ご購入をお断りする場合がございます。
-
Infomart Corporation『Less is More.: Somewhere not digital』
¥880
DX企業・株式会社インフォマートがnote上で連載を続けているLess is More.の冊子版がついにリリース。 「デジタルではないどこか。/ Somewhere not Digital.」をテーマにさまざまな研究者が「今一番興味のあること」を誌上で特別研究→発表する。 企業と研究者、アーティストがまさに共創した、新たしい角度のカルチャーをまとめた一冊!ついに発売! [目次] 00.創刊に寄せて。 Text by 園田林太朗 特集 デジタルではないどこか。 Somewhere not Digital. 01.生きること。食べること。/猟師・千松信也氏インタビュー。 02.「数学者たちの黒板」/写真家ジェシカ・ワイン インタビュー 03.LiM_ZINE by SUEKKO LIONS 04.木簡を巡る情熱/哲学者 谷川嘉浩 05.宇宙は本当に存在するのか?/物理学者 村田次郎×虚構学者 宮本道人
-
ラッキーストライク『ラッキーストライク』二号
¥2,200
『ラッキーストライク』二号目次 ・袴田渥美feat.赤井浩太「テーゼ・ラッキーストライク」 ・山西将矢「回転と転回――遠野遥試論」 ・西村紗知「林光《原爆小景》に寄せて」 ・赤井浩太「パンチヴォイスは止まらない――Fuji Taito論」 ・吉永剛志「NAM総括以後――科学、贈与経済、山岸会、使い捨て時代を考える会」 ・平坂純一「言葉の義人たち 「アンチモダン」に関する試論」 ・しげのかいり「ゴダールについて」 ・袴田渥美「薔薇の弁証法、あるいはグラディーヴァに出会うためのいくらか不可思議なある実験についてのレポート――ジグムント・フロイトとアンドレ・ブルトンにおいて現実的なものの発明とは何か?」 ・田中アハ太郎「バックドロップ・アゲイン」
-
大林 寛(編著)『エクリ叢書 I ─ デザインの思想、その転回』
¥2,530
2017年11月刊 四六判変形 / 縦188mm×横127mm×厚さ14mm 160ページ 特製しおり付き デザイン思想のテキストをブックデザインされた書籍で届ける『エクリ叢書』の第一弾。 『ÉKRITS Books / エクリ叢書』は、デザインに関わるさまざまな書き手によってデザインの思想を伝えてきたWebメディア「ÉKRITS / エクリ」( ekrits.jp ) の記事を書籍化したものです。 最初の配本である『エクリ叢書 I』では「デザインの思想、その転回」と銘打ち、これまでエクリに掲載された記事から、「デザイン」そのものをテーマに論じたテキストを選んでレイアウトしました 。 著者: 久保田 晃弘/山本 貴光/吉岡 洋/掬矢 吉水/浅野 紀予/神村 誠 編・著: 大林 寛(エクリ編集長) 収録記事: ・まえがき、或いはエクリ本散策案内(大林 寛) ・ポスト人間中心時代の理性によるデザイン(久保田 晃弘) ・ネットワークとしての身体とデザイン(掬矢 吉水) ・対抗/退行のためのデザイン(大林 寛) ・デザイン・フィクションとデッドメディア(浅野 紀予) ・記憶のデザインのために ― 来たるべき知識環境の構想(山本 貴光) ・タイポグラフィとはなにか(神村 誠) ・デザインの「美しさ」について(大林 寛) ・スピノザ哲学とデザイン(吉岡 洋) ・あとがき(浅野 紀予) その他、ニュースレターで配信した編集後記をコラムで読むことができます。 (版元サイトより引用) デザイン思想のテキストをブックデザインされた書籍で届ける『エクリ叢書』の第一弾。 『ÉKRITS Books / エクリ叢書』は、デザインに関わるさまざまな書き手によってデザインの思想を伝えてきたWebメディア「ÉKRITS / エクリ」( ekrits.jp ) の記事を書籍化したものです。 最初の配本である『エクリ叢書 I』では「デザインの思想、その転回」と銘打ち、これまでエクリに掲載された記事から、「デザイン」そのものをテーマに論じたテキストを選んでレイアウトしました 。 著者: 久保田 晃弘/山本 貴光/吉岡 洋/掬矢 吉水/浅野 紀予/神村 誠 編・著: 大林 寛(エクリ編集長) 収録記事: ・まえがき、或いはエクリ本散策案内(大林 寛) ・ポスト人間中心時代の理性によるデザイン(久保田 晃弘) ・ネットワークとしての身体とデザイン(掬矢 吉水) ・対抗/退行のためのデザイン(大林 寛) ・デザイン・フィクションとデッドメディア(浅野 紀予) ・記憶のデザインのために ― 来たるべき知識環境の構想(山本 貴光) ・タイポグラフィとはなにか(神村 誠) ・デザインの「美しさ」について(大林 寛) ・スピノザ哲学とデザイン(吉岡 洋) ・あとがき(浅野 紀予) その他、ニュースレターで配信した編集後記をコラムで読むことができます。
-
飴屋法水、岡田利規『風景のほうが私を見ていたのかもしれなかった』
¥1,980
『風景のほうが私を見ていたのかもしれなかった』 飴屋法水、岡田利規(著) 判型:B6判/短辺綴じ 日めくりカレンダー製本(PUR無線綴じ、表4にチップボール接着、片面印刷) 本文:86ページ(片面印刷になるため、実際には172ページ分の紙幅となります) 本文モノクロ印刷、表紙および本文最終ページにカラー写真 tiny palmbooks * 目次 [往復書簡] 無神論者による神さまに向けたパフォーマンス [対話] 「個」と「種」を束ねる想像力 [往復書簡] 演劇、ものさしで測ることのできない夢 * 往復書簡5信・対話・往復書簡2信という3部構成のもと、 演劇作家であるおふたりのそれぞれの作品の話もまじえて、演劇をつくること、小説を書くこと、 さらには、ひろく、ものをつくること、生きることにも通じる言葉が交わされてゆき、 読んだあとに長く心に留まるものがある一冊になりました。 (版元情報より転載)
-
うんこ看板『いぬくそ看板観察報告 第002号』
¥770
東京と埼玉を結ぶ郊外路線は、旧コクドと旧セゾングループによって作り出された独特の沿線文化がある。 季節-SAISON- の移ろいに合わせて、どのような「いぬくそ看板景色」を見せてくれるのだろうか。
-
中島岳志(編集)『RITA MAGAZINE2 死者とテクノロジー』
¥2,640
AI時代、人類だけが行ってきた「弔い」はどうなる? 「死者」の問題を考えずして、 利他は語れず! 葬式、墓、仏壇、失われる弔いの伝統と、 台頭するAI故人ビジネス。 そのリスクと可能性を、 情報学、文学、宗教、政治学… 多方面から考察する。 中島岳志/高木良子/ドミニク・チェン/平野啓一郎/高橋康介/佐々風太/松尾公也/古田雄介/パトリック・ストークス/西出勇志/谷山昌子/池口龍法
-
宮川知宙『ピーナッツと6人、どっちが好きなの』
¥2,200
タイトルで、すでに心掴まれた方もいるかもしれません。 そう、とっても不思議なテキストの本が出ます。 一見意味のわからない断片的な言葉の羅列。しかし、読んでいるとふと懐かしく見覚えがある風景が頭に浮かんでくる。限りなく映像的であり、頼りない記憶を文字に起こしたような不確かさを感じる、言うなれば「読む夢」のような本です。 時折差し込まれるイラストは、絵本『ぽんちうた』や、数々の雑誌の挿絵などでお馴染みの死後くんが担当しています。意味があるのか関係あるのか、そんなのどうでもいいような、でも理解したいような。 デザインは『いっぽうそのころ』に続き、若杉智也さんです。 難しい言葉は出てこないから言葉の意味はわかるのに、全体がわからない。けど記憶のどこかにリンクしてくる不思議な感覚をお楽しみください。 『ピーナッツと6人、どっちが好きなの』 宮川知宙 著 死後くん 挿画 若杉智也 装丁 発売日:2025年2月15日 定価:2,000円(税込:2,200円) 判型:W111mm×H174mm 本文:136P 並製(PUR製本)、がんだれ表紙、カバーなし、帯あり 宮川知宙【著】 アーティスト/高等専修学校講師/生活支援員 1993年千葉県生まれ。2019年に多摩美術大学で修士号を取得。 現在は神奈川県を拠点に美術、教育、福祉の実践に関わる。 (版元nonteより引用)
-
小沼理『てんしのけはい』
¥990
サイゼリヤで著者の小沼さんと雑談をする、という設定のZINE。表紙の通り、ゲームブック形式になっていて、選択によって会話が分岐していきます。 読んだ人同士で、どういうルートを辿ったか、おしゃべりするのもきっと楽しい。 105mm×148mm 44p
-
野咲タラ『牛がいた頃』
¥1,100
SOLD OUT
農耕牛とは、日本で昭和30年代以降に耕運機が普及するまで、田んぼや畑を耕していた牛のこと。日本にかつていた牛。 花脊の93歳のおじいちゃんに農耕牛の話を聞いた。牛は3年に1回、博労さん(今でいう家畜商、獣医も兼ねる)が、兵庫県の但馬から連れてくることを知る。日本に二つある牛の博物館のうち、その一つが但馬にある。(もう一つの牛の博物館は岩手奥州にある。)調べてみると、働いていた牛は、人々の記憶や玩具、季語などの文化の中に残っていた。 農家の方、博物館や歴史資料館の方などへの取材と文献資料の調査を重ねた日々を日記という形式にまとめた、農耕牛の記憶の調査の日々を綴る2023年から2024年にかけての日記は、農耕牛から読む近現代史です。【A5版,120P】 (著者サイトより引用)
-
批評のための運動体 近代体操『近代体操 第二号』
¥2,200
*『近代体操 創刊号』のご購入はこちら https://bookandbeer.theshop.jp/items/95972394 創刊号の発刊から2年。 私たち『近代体操』は、第2号を刊行します。 特集テーマは「やわらかな聖なるもの――推し・宗教・陰謀の時代」。 〇巻頭言「やわらかな聖なるもの」(松田樹・森脇透青) 〇第一部 聖なるものとパラノイア:松田樹「阿部和重の映画と陰謀」 聖なるものとパラノイア:黒嵜想「見えない男」 〇第二部 聖なるものと「政治と文学」:古木獠「国家・肉体・恥――試論」 聖なるものと「政治と文学」:石橋直樹「「死」が人間を喰らうとき――林桜園・神風連の乱・蓮田善明」 聖なるものと「政治と文学」:倉数茂「永遠のオルガスムへ上りつめること――三島由紀夫と大江健三郎の『セブンティーン』」 ◯第三部 聖なるものと「ポップカルチャー」:武久真士「やわらかな変態――詩的言語とコミュニティ」 聖なるものと「ポップカルチャー」:安永光希「モダン・ジャズの(カフカ的)自意識――分裂と追いかけっこ」 聖なるものと「ポップカルチャー」:森脇透青「Hello goodbye 平沢進――「母」の変容」 ◯松本卓也・山本圭「「否!」なき時代に――松本卓也・山本圭クロスインタビュー」(聞き手:武久真士・松田樹・森脇透青) 〇草乃羊・武久真士・古木獠・松田樹・森脇透青・安永光希「「聖なるもの」をめぐって」
-
平野甲賀『平野甲賀と』
¥4,400
大胆かつ繊細な描き文字を配した数多くの本の装丁、そして演劇集団「黒テント」のポスターデザイン・舞台美術などの仕事で知られる装丁家・グラフィックデザイナー、平野甲賀による描き文字〝画文集〟の決定版。 甲賀氏が82歳になった日、写真家の息子が娘をつれて父を一日撮影した……。老人力が増して来た甲賀氏を囲んで若きふたりのデザイナーが、描き文字選びに、作品選定に、レイアウトや造本に勤しんだ……。 本書はそんなふうに平野甲賀と数人のメンバーによって編んだ一冊です。制作中の合言葉は「絵本のように」。文字は風景なんだ――。甲賀氏のそんなことばに想をえたものでした。自身の手による描き文字作品群やエッセイのほか、制作風景や幕間のひとこま(撮影=平野太呂)、寺子屋「マルテの学校」の活動のこと(記録=編集部)、大好きなイラストレーターの作品(画=小島武)など、描き文字・画・写真・文をにぎやかに収めました。B5変型、コデックス装、カラーページ多数。 [著者のことば] 本書の制作にかかわっていると、ぼくは三十数年前につくった装丁術*のことを思いだした。あのときもワイワイみんなで作っていた。たしかぼくは40代で仕事場には猫がちょろちょろ出入りするし、庭で幼い娘が泣き叫んだりしていた。できあがった「平野甲賀と」はなんだかあの本の続き、あの本への30年後の返信みたいだ。
-
田川らん・HatoBaa『とるのポートレート』
¥990
多義語(=ひとつのことばで複数の意味をもつ単語)を漢字、発音、古典、歌詞など多方面から考察したブックレット『タギゴのイ かけるについて』から二年。万を持して完成した第二弾。テーマは取る、撮る、摂る、「とる」! 今回はブックデザインをnipponia(山田和寛)が担当し、すっきり目を引く仕様になっています。 (取次元サイトより引用)
-
listude『ブランドブック「listude」』
¥7,200
さまざまな音にあふれた世界において、「聴く態度」を持ち続けたい。listudeは、「listen(=聴く)」+「attitude(姿勢・態度)」による造語です。 「聴く」ことにまつわるlistudeによるエッセイ、私たちと親しい人たちによるコラムとインタビュー、音を感じる風景を集めた写真集、ステイトメントとして取り組む「地奏-CHISOU-」のドキュメントを収録した日英バイリンガルの5冊組。帯はスピーカーの製品情報になっています。 「聴く」という行為は、自らを素直にまっすぐ「ひらく」行為でもあります。目の前にある対象はもちろん、その奥に広がる世界そのものへと意識を向ける。それは、日常の風景に美しさを見出すことだと私たちは考えます。これら冊子の断片から、listudeの想いが浮かび上がることを願って。 — Insight — listude鶴林万平による10本のエッセイ。全68ページ。 ・静けさの共有 ー 敦賀ヨーロッパ軒 本店 ・音が導く食の楽しみ方 ー ピアノ「プレイエル」の旨味 ・湯宿 さか本の「おもてなしなし」 ・塩かタレか? ー 合研のフォノイコライザー ・"不"正解の音がもたらす可能性 ・スピーカーの態度 ー ジャズ喫茶ベイシーで受け取ったもの ・ステレオのモノラル化に見る、音楽のこれから ・あの場、あの時、私だけが聴いた音 ー PAについて ・聴くことの能動性がもらたすもの ー 長岡京室内アンサンブル ・聴く ー 未知のものを受け入れる器 — Viewpoint — listudeと関わりの深い5人のコラムと2人のインタビュー。全104ページ。 ・名前のない4つのはなし/大森克己 (写真家) ・触媒/青柳拓次 (音楽家) ・てまとひまのあいだ/岡部太郎 (一般財団法人たんぽぽの家) ・音の断片を自らつなげて音楽となる/山野英之(グラフィックデザイナー) ・過程の美しさの堆積/渡邊貴志(STITCH INC. 代表) ・環境なんかどうだってよくて、なんかいい音楽がかかっていて、酒が旨ければグッドです/有山達也(デザイナー) ・いちいち立ち止まって、全部やらないと気が済まない/小桧山聡子(山フーズ) — Inspiration — 音を感じる風景を集めた写真集。全17ページ。 — Project — 地奏 -CHISOU- vol.1 UDA MATSUYAMA/NARA の記録 地奏 -CHISOU- vol.2 ASUKA/NARA の記録 — 帯 — listudeオリジナルスピーカーの製品情報 *** 企画・発行:listude(鶴林万平・安奈) 編集:MUESUM(多田智美・永江大) デザイン:高い山株式会社(山野英之・桑原遼) 翻訳:鶴田千佳 イラスト:高原颯時 (版元サイトより引用)
-
listudeオリジナルノート
¥1,500
2023年7月、森岡書店 銀座店にて行われたはじめての展覧会「listude」にあわせてlistudeオリジナルノートを作りました。 listen(聴く)+attitude(態度)=「listude(聴く姿勢・態度)」というブランド名にもなっているこのコンセプトを皆さまの日常の中でも身近に体験してもらえたらと作り始めたこの企画。奈良の新進気鋭のデザイナー・新宮夏樹さんと一緒に無事作り上げることができました。 新宮さん手作りの銅製の綴じ具を外すと、ノートがあらわれる仕組みになっており、「綴じ具を外す動作を取り入れることで、忙しない日常から一旦心を落ち着かせ、音と向き合う姿勢へとより深く入り込んでもらえたら」というデザイナーのこだわりが感じられます。 ノートの中身は至ってシンプルなつくりに。音日記のように、その日聴こえた音を記したり、思い出の音を書き残してみたり、ライブの感想を書き残したり、音関係なく自由に日記がわりにしていただいてもいいですし、使い方は自由自在です。listudeが「音欒」や「地奏」で行ってきた”音を聴くワーク”のように、感情だけではなく知性で音を聴き、それを絵や言葉にして自由に書く、というのももちろんおすすめです。 見開きにはそれぞれlistudeが選び抜いた言葉たちがひとつずつ入っており、それらをヒントに「聴く姿勢・態度」について身近に感じ、一緒に考えてもらえたら嬉しいなと思っています。印刷は長野の藤原印刷さんにお願いし、新宮さんと共に考え抜いたロゴひとつとっても丁寧にこだわり抜いた佇まいの美しいノートが出来上がりました。 ポケットに気軽に入れてお出かけついでに音を聴いてみたり、お家でゆっくり音楽を聴きながら書いてみたり、誰かにそっとプレゼントしてみたり。あなたの日常にこのノートが寄り添ってくれることを願っています。 (版元サイト引用)
-
大石一貴『oar review #2 空白の味方』
¥880
2024年9月20日発行 B6判(18.2×12.8cm)/48頁+図版14頁 ISBN: 978-4-910794-13-6 C0070 作家と協働してアートブックを主に刊行する出版社・oar press のウェブサイト上で連載された「oar review」。 書き手それぞれの制作や実践とも関わり合いながら執筆された文章が、書き下ろしのテキストも加わって紙の本として改めて発表されます。 第二弾となる本書は、2022年6月から2023年4月まで連載された大石一貴による『空白の味方』を収録。フランスの詩人、フランシス・ポンジュの「物の味方」からタイトルを引用した、叙情的ルポルタージュとして綴られました。 川原や郊外、果ては宇宙までの空白地帯に目を凝らして立ち上げられる、言葉の碑。眼差しの狭間に生じる力学と熱量が空を切り、明けることのない場所へ遠くその飛距離を伸ばしていきます。 – デザイン:加納大輔 (版元サイトより転載)
-
伊藤俊治 「いかにしてともに生き、ともに学ぶか』
¥550
東京写真美術館運営委員、NTTインター コミュニケーションセンターのコミッティを務め、東京藝術大学では先端芸術表現科の新設と、常に新しい芸術表現の振興に尽力されてこられた伊藤俊治氏に、オルタナティブな学びの場についてお話しいただいた2014年3月の講演録。 バウハウスやF.L.ライトのタリアセンなどこれまでの優れた試みを振り返りつつ、これからの芸術教育に求められるビジョンを、親しみやすい言葉で語っています。 アートだけでなく、学びの現場に携わる幅広い人たちがヒントを得られる1冊。 この冊子は、フランス装風のアンカット仕上げになっています。お読みになる際にご自身でペーパーナイフ等でページをカットしてください。カットしたページの端が不ぞろいになりますが、手作業による造本の味わいとしてお楽しみください。 B6、16ページ(表紙を含む)、モノクロ、2014年。
-
ハンカチーフ・ブックス『TISSUE vol.4』
¥1,760
SOLD OUT
哲学系インタビューBOOKと銘打ったこの本も4冊目を迎え、気がついたら2019年。 ゆっくりつくっていたら、前号からまるまる1年以上かかってしまいましたが、年号が変わる世の大きな節目にさりげなく送り出すことができました。 タイトルの TISSUE(ティシュー)は、どちらかというと理科系の用語で、身体の組織を意味していますが、それがなぜ tissue と呼ばれているのか? ティシューは、ティッシュペーパーのようにいくつもの層が折り重なった状態をあらわしています。 つまり、組織というのは積み重なったひとつひとつの層であり、生命という大きなくくりで言えば、ミクロからマクロまで、細胞、身体、社会、宇宙がひとつにつながっている。 このひとつにつなげようという意思が生命であり、世界であり……。 生命という理性ではつかみきれないものをそれでも包み、言葉と体感でつなげていく、そのために必要なまなざしが哲学。 今回のTISSUE(ティシュー)では、「毎日は愉しい」をテーマに、さまざまな分野からつむぎだされた次の7つの物語をお届けします。 無限の世界につながる扉へ、ようこそ。 ・林良樹(地球芸術家) 葉山から鴨川へ〜ローカルが世界を変える。 ・中島デコ(マクロビオティック料理家) 「風通しのいい世界」を求めて ・長沼敬憲(ハンカチーフブックス編集長) まなざしの哲学〜漫画『石の花』と坂口尚の世界 ・金尚弘(システム工学研究者) × 長沼敬憲 「生物」と「機械」の境界を超えて。 ・栗原康(作家) ぶっ壊れて自由に生きる〜アナキスト・大杉栄の生命論 ・浅葉和子(アートエデュケーター) 《虹の戦士》になるために。 ・高木由臣(生物学者) 無限と有限のはざまで〜ジャームとソーマの寿命論 (版元サイトより引用)
-
『Tokyo Scope 2024』「特集」変わりゆく都市の[あまり]」
¥1,540
武蔵野美術大学と明治大学の学生が協働で企画、執筆、編集、出版するプロジェクトであり、様々な角度から東京への新たな見方を提示することを狙いとしたガイドブック・シリーズの第四弾! 第四弾の特集は、変わりゆく都市の[あまり]。 従来のTokyoScopeは、[ニュー・ノーマル]や<脱皮>など、いわゆる都市の「図」に注目してきました。今作はその「図」によって後景化した都市の「地」にあたる部分、すなわち[あまり]に“Scope”をあてて特集を組んでいます。視覚的に捉えられる【空間】から出発して、【時間】【経済】【文化】【表象】の5つの側面から、都市の[あまり]の総体を浮かび上がらせる、TokyoScopeの総決算ともいえる一冊です。 ◆目次 まえがき 監修者序文 特集:変わりゆく都市の[あまり] ・開かれた空間での想造–東京臨海部から見る空間の[あまり] ・時の“あいだ”を求めて–ライフスタイルに侵食する[あまり] ・「もったいない」があふれる都市–食の[あまり]がもつ多様な価値 ・新大久保に滲み出る文化–ステレオタイプから漏れ出る[あまり] ・紙上の都市の姿–ガイドブックのなかでうごめく“東京“と[あまり] ・変幻する[あまり] コラム ・街に生きる文字 ・公衆電話はどこにある?–スマホ時代のもうひとつの手段 ・歌詞のなかの東京 参考文献・図版出典リスト 学生座談会 『TokyoScope2024』ができるまで 「TokyoScope」4年間の足跡–リサーチ手法から見える特徴 執筆者一覧 あとがき Staff Credit 仕様:B5/フルカラー/99頁 (版元サイトから転載)
-
佐藤春菜『かんしゃになろうよ、こころで、』
¥1,650
著者:佐藤春菜 発行:ホホホ座 アトリエひこ 編集:ホホホ座 装幀・デザイン:小平麻衣子 作品写真:町田益宏 判型:B5判 平綴じ 68P 大阪市平野区にあるダウン症施設・アトリエひこに通う佐藤春菜25歳。 彼女が紡ぎ出すなんでもない言葉は、普段、私たちが当然のように 使っている言葉の文法を分解します。そこには、考えさせられる響きがなぜかあります。 1回目に見るとビジュアルが入ってきて、2回目に読むと言葉が目に入ってきます。 アトリエひこで働く石崎史子からの視点が途中途中にエッセイ風に挿入され、 思いがけない物語が作品が生まれる過程に紡がれていることに気付かされる一冊。 (発行元サイトより引用)
-
長島明夫『建築と日常の文章』
¥1,320
『建築と日常』とは? 文学や写真、美術、映画などさまざまな表現ジャンルを横断しながら、日常の地平 で建築を捉える個人雑誌。2009 年の創刊以来、これまでにないスタイルのインディ ペンデントな建築雑誌として、確かな読者を獲得してきました。 新刊『建築と日常の文章』(号外) 『建築と日常』編集発行者である長島明夫初のテキスト集成。日本文藝家協会『ベ スト・エッセイ 2014』に選出されるなど文筆にも定評のある長島が、2009 年以降 に書いた文章をまとめました。建築はもちろん、映画や小説などの諸作品、現代の メディアのあり方、雑誌制作の内実や日常の経験まで率直に論じつつ、坂本一成・ 多木浩二・香山壽夫・柴崎友香ら本誌に関連する固有名にも深く向き合います。
-
木藤富士夫『おくじょう2』
¥2,750
全国のおくじょうを子供向けの読み物風にした写真集。懐かしいおくじょうを楽しめる一冊です。 撮影場所: イトーヨーカドー 上板橋店・近鉄百貨店 上本町店・福屋 八丁堀店・そごう 広島店・名古屋栄三越・松坂屋 上野店・京都タカシマヤ・大丸 下関店(シーモール )・丸広百貨店 川越店・ユニー 守山店・高島屋 大阪店・山交百貨店・長崎 浜屋・小田急百貨店 藤沢店・近鉄百貨店 阿倍野本店・鶴屋百貨店・阪神百貨店 梅田本店・西武百貨店 池袋本店・丸井 中野本店・東京タワー フットタウン・東急百貨店 東横店・阪急百貨店 大井食品館・そごう 八王子店・浅草松屋・荻窪タウンセブン・スズラン百貨店 高崎店・さいか屋 川崎店・小田急百貨店 町田店・京王百貨店 新宿店・東急プラザ蒲田・そごう 徳島店・長崎屋 溝の口店・大立百貨 高雄店・伊万里玉屋 34店舗 B5サイズ(正方形)・138ページ・オフセット印刷・無線綴じ 2021年2月発行
-
木藤富士夫『Pla rail Photo(#1、#2)
¥990
フォトグラファー木藤富士夫さんが井の頭線 沿線の風景をプラレール を使って撮影した、写真集。 #1は春夏号 B5変形 32ページ オフセット印刷 無線綴じ #2は秋冬号 B5変形 32ページ オフセット印刷 無線綴じ
-
名古屋渋ビル研究会『名古屋渋ビル手帖【ニュー ビルと喫茶店特集号】』
¥550
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 名古屋渋ビル手帖【ニュー ビルと喫茶店特集号】 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 2016年発行の「ビルと喫茶店特集号」のリニューアル版。 名古屋の食文化のシンボルとも言われる喫茶店は高度経済成長期、渋ビルと同じ時代を共に歩んだ同志のようなもの。 渋ビルで営業を続ける老舗の喫茶店をご紹介し、渋ビルとセットでその時代の名古屋ならではの建築・喫茶文化の魅力を伝える大人気企画の第2弾です。 ★主なコンテンツ(B6サイズ全28P) ・新潟・マミー・コンパル・ボンボン・ヌークアンドクラニー <ニュー> グロリヤ・蘭・ムラセ・門・ICOI ・レシピ「煌めきのビルポンチ」 ・コラム「モーニングが日常の街」(ポルカ社 西村依莉) ・ビルの宝箱「喫茶店の照明器具」 コラム執筆は編集者の西村依莉さん。 地元高知の土佐清水や名古屋出張で訪れた喫茶店のモーニングにまつわるユニークな思い出を綴ります。 判型:B6 ページ数:28P 発行日:2024年10月6日 価格:税込550円 (版元インフォメーションより転載)