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奈良 敏行(著/文)三砂 慶明(編集)『本屋のパンセ』(作品社)
¥2,420
紹介 定有堂は、本屋が詣でる本屋だった。鳥取まで訪ねていき、奈良さんからふっと宙に放たれて光ることばに、支えられた本屋は自分だけではないはずだ。 NUMABOOKS/本屋B&B・内沼晋太郎さん推薦! 本が好き、という〈初発衝動〉から奈良さんは店を始めた。(…)時空を歪めた奈良さんは、店を閉めてもまだ本屋でいる。 市場の古本屋ウララ・宇田智子さん推薦! 名店の店主の人生の本200点超を一挙掲載。本から誘われた思索の軌跡。 定有堂は、本屋が詣でる本屋だった。鳥取まで訪ねていき、奈良さんからふっと宙に放たれて光ることばに、支えられた本屋は自分だけではないはずだ。オブジェが吊られた定有堂の店内を思い出しながら本書を読み、奈良さんのことばを受け継いで実践を続けようという決心が、青空のようにひらけた。 NUMABOOKS/本屋B&B・内沼晋太郎 本が好き、という〈初発衝動〉から奈良さんは店を始めた。本を並べ、ミニコミを出し、読書会をして、対話と思索を続けた。時流に遅れながら外界につながり、終わりはまた始まりになった。時空を歪めた奈良さんは、店を閉めてもまだ本屋でいる。 市場の古本屋ウララ・宇田智子 本を読むことの先に、本の中のような人生は扉を開いていなかった。とすると本そのものを目的として生きるしかない。本を読むのでもない書くのでもない、本を売るという人生がそこにあった。読むことや書くことは、あまりに一つの人格のもとに緊縛性が強く行き止まりだった。本を売るという人格が、解けなかった人生の問いを一挙に明快なものにしてくれた。(本書「本屋を生きる」より) ------------------------------------------- こちらの商品は店頭でも取り扱いしているため、在庫切れの可能性がございます。あらかじめご了承ください。
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鳥さんの瞼『死のやわらかい』
¥1,650
「死」を誰よりも愛し、向き合い、見つめ続ける歌人の第一歌集。 【収録歌より】 巻き貝のなかを明るくするように母は美大はむりよと言った 会うことのなかった四羽の心臓が一つに刺されて完成している 死ぬことが悲しいだけでなかったこと 落ちて初めて燃ゆ流れ星 【栞】 林あまり 『若草の香り』 岡本真帆 『「むりよ」が連れてきた明るさ』 東直子 『命に旗を立てる』 「……心をつくして死と向かい合い、命をかみしめ、生きていることを味わう。いつか必ずやってくる死をゆっくり受け入れるための心の器としての歌なのだろう。」東直子(栞文より) 判型:四六変形 角背 上製 本文96頁 ------------------------------------------- こちらの商品は店頭でも取り扱いしているため、在庫切れの可能性がございます。あらかじめご了承ください。
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草森紳一『本が崩れる』
¥968
紹介 2LDKのマンションを埋める数万冊の蔵書が雪崩となってくずれてきた。風呂場のドアが開かない。これは読書の快楽への罰なのか。抱腹、超絶、悪夢の本との格闘が始まる――。本好き、古本好き、積ん読派に恐怖と共感の嵐をまきおこすこと必至の随筆集。単行本未収録原稿を増補。解説・平山周吉 ------------------------------------------- こちらの商品は店頭でも取り扱いしているため、在庫切れの可能性がございます。あらかじめご了承ください。
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ホップウッド・ディプリー(著/文)村井 理子(翻訳)『ハリウッドのプロデューサー、英国の城をセルフリノベする』
¥2,860
紹介 ★【推薦】寿木けいさん(遠矢山房オーナー・エッセイスト)「命知らずでシャイな男が人を、城を、街を動かした。知らない土地で女一人で古い家を買った私には、深く響きました。」 \ 年間維持費6000万!/ ハリウッドの映画プロデューサーが、ひょんなことから先祖ゆかりのイギリス北部の城館を復興することに。 ショパンが演奏し、バイロンが暖炉を寄贈し、ジョン・レノンがロックしたご先祖の館。ボロボロの城を修復し、街ににぎわいを取り戻すため、陽気なアメリカ男が立ち上がる! 待ち受けていたのは、カビ、崩落、侵入者、そして財政難──まさに廃墟同然の建物との格闘だった。 次々と襲いかかる試練を乗り越え、夢を実現しようと奮闘する、笑いと涙の感動ストーリー。 ------------------------------------------- こちらの商品は店頭でも取り扱いしているため、在庫切れの可能性がございます。あらかじめご了承ください。
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堂園昌彦『やがて秋茄子へと到る』
¥2,200
◎2007年「やがて秋茄子へと到る」30首で「短歌研究」新人賞最終候補となった新鋭歌人の第一歌集。 ◎20代の歌よ、こんにちは。そしてさよなら。美しく、せつなく、不思議な余韻がひびく青春歌集。 ◎1頁に1首を配して、195首をおさめた。 ■本歌集より 美しさのことを言えって冬の日の輝く針を差し出している 砂浜を歩き海から目に届く光のためにおじぎを交わす 夕暮れに黒い電車が移動する寂しい限りの力を持って ■目次 やがて秋茄子へと到る いまほんとうに都市のうつくしさ 本は本から生まれる 暴力的な世界における春の煮豆 色彩と涙の生活 それではさようなら明烏 季節と歌たち 感情譚 彼女の記憶の中での最良のポップソング すべての信号を花束と間違える 音楽には絶賛しかない 恐怖と音韻の世界 愛しい人たちよ、それぞれの町に集まり、本を交換しながら暮らしてください 時間 あとがき ブックデザイン:関宙明(ミスター・ユニバース) A5判/フランス装/本文230頁 (出版社HPより転載) ------------------------------------------- こちらの商品は店頭でも取り扱いしているため、在庫切れの可能性がございます。あらかじめご了承ください。
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和氣正幸 (監修)『さあ、本屋をはじめよう 町の書店の新しい可能性』
¥2,200
SOLD OUT
紹介 出版不況が叫ばれる中、実は書店の数は増加傾向にある。それは独立系書店と呼ばれる、「新しい形の町の本屋」を中心とした潮流といえる。そこで本書では書店主たちの貴重な体験を描いたエッセイから、生業としての独立系書店の開業から趣味としての書店運営の方法などを知ることができる一冊となっている。 ------------------------------------------- こちらの商品は店頭でも取り扱いしているため、在庫切れの可能性がございます。あらかじめご了承ください。
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宮澤章夫『時間のかかる読書』(河出文庫)
¥1,012
SOLD OUT
著者プロフィール 宮沢 章夫 (ミヤザワ アキオ) (著/文) 1956年生まれ。劇作家・演出家・作家。「遊園地再生事業団」主宰。92年『ヒネミ』で岸田國士戯曲賞、2010年『時間のかかる読書』で伊藤整文学賞を受賞。 ------------------------------------------- こちらの商品は店頭でも取り扱いしているため、在庫切れの可能性がございます。あらかじめご了承ください。
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鹿島茂『パリの本屋さん』(中央公論新社)
¥3,520
パリ、パリ、パリ! 鹿島茂が縦横無尽にパリを歩き、書き、語ってきた文章の傑作選に、知的興奮が止まらない! 一癖も二癖もある古書店、文化の中心を担ってきたカフェ、邸宅美術館とルーブル美術館それぞれの楽しみ方(悔しがり方!)、美しくも醜くもあるパリの歴史散策…… 博覧強記にして達意の文章家たる著者が、四半世紀にわたって書いてきたパリにまつわる60編余の文章を編み直した、絢爛豪華たるエッセイ集。 ------------------------------------------- こちらの商品は店頭でも取り扱いしているため、在庫切れの可能性がございます。あらかじめご了承ください。
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榎本空『音盤の来歴』(晶文社)
¥1,980
ここには、人間を生かそうとする言葉が書かれている。──永井玲衣 1枚のレコードを通じて関係する、無数の人生。この世界を諦めずに歩んでいきたいと思いました。──後藤正文 虐殺が続く世界の片隅で、静かにレコードに針を落とす。音楽に守られた日々の記録。 アメリカで神学と人類学を学び、自分のVOICEを探す日々の裏で、心の支えとなった音楽があった。ブルーズ、ジャズ、ロック、ソウル……いまも保持する愛着の深い音盤群と、ニューヨークで、ノースカロライナで、そして沖縄で出会った心やさしき人々との交流をもとに語る生活の記録。ガザで、ウクライナで、シリアで虐殺が続くなか、音楽はシェルターとなりうるか? 若き神学・人類学者による、世界の片隅からの祈りにも似たメッセージ。 “わたしがレコードを聴いていたのも、結局は似たような理由からだったのだと思う。ときにあまりに残酷で醜悪な世界から身を隠すため。閉ざされた内密の空間で生を実験するため。歌ってみたり、踊ってみたり、もうひとつの世界を、ありえたかもしれない今を想像したりして。もちろんレコードは片面二十分足らずで終わってしまうのだけれど。そしたらまた針を落とせばいい。そうしている少しの間、この世界をかたわらへ寄せて、別の世界へ、あるいは別の惑星へ。”(「あとがき」より) 【目次】 はじめに ■Side A アラン・トゥーサンと過去をかたわらに寄せることの勇気について ライ・クーダーとチャイナタウンのアパートの屋上から見えた月 レオン・レッドボーンと初めてのレコードプレイヤー メイヴィス・ステイプルズを聴きに501に背を向ける ハービー・ハンコックとアメリカで車を売ること ドニー・フリッツと自由の瞬間 ビートマスとレコードのないクリスマス ■Side B ドクターQが教えてくれたり、教えてくれなかったりしたいくつかのこと 『アメイジング・グレイス』を探して フランシスコのサンクチュアリ 黒いキリスト、メアリー・ルー・ウィリアムスを記念して 豚と詩人 レコードにまつわる抜き書きのアーカイヴ、あるいは百年目のボールドウィンへ 細野晴臣を聴いていた夜のこと クラシックでしまくとぅば ドン・コヴェイがシャウトする朝 あとがきにかえて ------------------------------------------- こちらの商品は店頭でも取り扱いしているため、在庫切れの可能性がございます。あらかじめご了承ください。
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吉沢和宏『痕跡本の世界』(ちくま文庫)
¥858
古沢 和宏 フルサワ カズヒロ (著/文) ISBN: 978-4-480-43280-3 Cコード: 0100 文庫判 272ページ 定価: 780円+税 発行: 筑摩書房 ------------------------------------------- こちらの商品は店頭でも取り扱いしているため、在庫切れの可能性がございます。あらかじめご了承ください。
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水木しげる『戦場の悲劇』戦記漫画名作コレクション(汐文社)
¥2,200
2025年は戦後80年。平和への祈りをこめた戦記漫画の名作・傑作を3冊にまとめました(エッセイの名品も収録)。 2冊目には、太平洋戦争中の実話を題材にした、ドキュメンタリー・タッチの作品を集めました。 【収録作】 幽霊艦長 ダンピール海峡 セントジョージ岬――総員玉砕せよ―― 空母飛竜の最後 白い旗 エッセイ:忘れられない戦友 エッセイ:召集令状におびえる若者 ------------------------------------------- こちらの商品は店頭でも取り扱いしているため、在庫切れの可能性がございます。あらかじめご了承ください。
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藤原麻里菜『メルカリで知らん子の絵を買う』(文藝春秋)
¥1,870
「私は人よりもたくさん余計なことをして生きていこうと思う」 ユニークな無駄発明で人気の著者による脱力系エッセイ集。 じっと天井を見つめ続けてみたり、幼児にまじって砂場で遊んでみたり、まだ名前のついていない行動を探してからだを動かしてみたり、着色料を溶いた水を飲んでみたり……。 じわじわとこみ上げる笑いとともに読み進めると、「余計なこと」を求める著者の心のやわらかい部分が見えてくる。 ------------------------------------------- こちらの商品は店頭でも取り扱いしているため、在庫切れの可能性がございます。あらかじめご了承ください。
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堀内誠一『世界はこんなに』
¥2,530
うつくしい、おもしろい、ゆめいっぱい、はてしない。 堀内誠一は、目の前に広がる景色を写し、空想世界の夢を描いた。 古き良きものの面影を讃え、新しい時代の息吹を捉えた。世界はこんなに、と伝えるために。 PLAY! MUSEUMで開催の「堀内誠一展 FASHION・FANTASY・FUTURE」公式アートブックを刊行します。 あなたもきっと見たことがある、絵本『ぐるんぱのようちえん』の大きなぞうの絵、雑誌『anan』『BRUTUS』『POPEYE』のロゴマーク。それぞれを知っていても、同じ人が手がけたことは意外と知られていません。なぜか? それは堀内誠一が自由な発想で、幅広い仕事に取り組んだアーティストだったからかもしれません。 絵本作家、イラストレーター、アートディレクター、デザイナー、時には写真家として、多くの仕事に携わりました。さまざまな画風で描いた絵本、新しい表現で作りあげた雑誌、絵画やリトグラフ、地図、ポスター、旅行記にエッセイ、絵手紙と、一人の仕事とは思えないほどです。 1987年、54歳で生涯を終えるまで多彩な作品を生み出しつづけた堀内は、どのように世界を見つめていたのか――「世界はこんなにうつくしい」「世界はこんなにはてしない」など4つのテーマから、約100点の絵や写真と言葉を贅沢に散りばめ、その知性と好奇心、関わる人を惹きつける思いやりに満ちた視点を探ります。 「世界はこんなに」のその先に思いを馳せ、宝物をふと手に取るように、何度も楽しんでもらいたい一冊です ------------------------------------------- こちらの商品は店頭でも取り扱いしているため、在庫切れの可能性がございます。 あらかじめご了承ください。
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はしごとふね『森とプロメテウス 島根・邑南町の炭焼き窯記録』
¥1,210
ZINE『自分でやってみる人のための 校正のたね』の著者による 炭焼き窯で炭が完成するまでの過程を写真つきで記録した本です。 著者・はしごとふね デザイン・コバヤシタケシ 技術指導・三上武義 発行・梯航社 A5サイズ・50ページ オールカラー ------------------------------------------- こちらの商品は店頭でも取り扱いしているため、在庫切れの可能性がございます。あらかじめご了承ください。
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飯村大樹『失われた「実家」を求めて』
¥1,320
両親の離婚と父親の再婚によって突然失われることになった私の実家。 果たしてあの場所は、時間は、一体何だったのだろうか? なんとなく遠ざけていた「実家」という場所を振り返るべく、私は久しぶりに両親に会うことを決めた。 家族へのインタビューとエッセイをまとめた一冊。 『失われた「実家」を求めて』 著 飯村大樹 装画 藤本将綱 値段 1200円+税 サイズ B6 飯村大樹(いいむら・ひろき) 1995年、茨城県水戸市生。フリーランスでデザイン・書籍組版業。好きな食べ物はたこ焼きとモンブラン。 (著者サイトから転載) ------------------------------------------- こちらの商品は店頭でも取り扱いしているため、在庫切れの可能性がございます。 あらかじめご了承ください。
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橋本亮二『かけないひび』
¥1,320
二〇二四年、四十二歳から四十三歳への日々の小さな記録。 本を巡る六月の岩手ツアー。盛岡に降り立ち、紫波の町を歩き、たくさんの人と会った。旅をしていても、日常は頭によぎり、呼吸が浅くなる瞬間はあった。隣にいてくれる人、通り過ぎたり向き合ってくれる人がいて、それは抑えられた。温かい記憶、そのなかにも鋭利な衝動や漠とした虚しさ、足元が揺らぐ感覚はあった。それでも、あの日を思うとやわらかい光に包まれる。 常な日なんてないけれど、日常は存在する。心身の変化を強く感じる。年齢や環境のせいではなく、仕事とも人との関係性においても、核となるところで向き合えてこなかった積年が突きつけられている。言葉を綴ることも、えいやと走り出すことも叶わない日が続く。一日いちにち、欠けることがないようにとだけ思い、繰り返している。 すっかり読めなくなったけれど、気持ちも考え方も啓いてくれるのはやはり本だった。一人の人間の機微、捉え難い関係性や社会のあり方を掬い取り作品として昇華する作家の力。長い物語の全体がすこしずつ心にしみ渡ることも、たった一文に奥深く横になっていた思いが呼び覚まされることもあった。こんな文章を書きたい、その気持ちは変わらずある。そう思わせてくれる本は過去に数知れずあるし、これからも生まれてくる。 あの日のこと覚えてる? いつか、自分にも、横にいる人にも、遠くにいる誰かにも声を掛けたい。(まえがきより) ページ数 90 判型 A6判 装丁 関口竜平 著者プロフィール 橋本亮二(著) 1981年、愛知県生まれ。出版社で営業職。共著『本を贈る』 ------------------------------------------- こちらの商品は店頭でも取り扱いしているため、在庫切れの可能性がございます。 あらかじめご了承ください。