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ヒロイヨミ社『詩のはがき 春』
¥700
与謝野晶子、櫻間中庸、原民喜、鈴木しづ子、立原道造、久保田万太郎の6名の作家による春の詩を載せたポストカードセット。 リソグラフで印刷されたカラフルな色合いと紙の風合いが調和した見た目に楽しいデザインとなっています。 6枚入り。
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青花・nakaban『Lettres à “Z”』(ポストカード)
¥3,300
大判ポストカード(各12×17cm)/10枚組 ケース付(nakabanさんの文章「ロマネスクとわたし」掲載) 製作|新潮社青花の会 ─ nakaban なかばん 画家。1974年広島県生れ。絵画作品を中心に数多くの書籍の挿絵、文章、 絵本、映像作品を発表する。新潮社「とんぼの本」や書店「Title」のロゴマークを制作。著書に『ダーラナのひ』(偕成社)、共著に『窓から見える世界の風』(福島あずさ著/創元社)等。 ─ 『工芸青花』の記事の柱のひとつは西洋中世のロマネスク美術です。理由はいくつもあるのですが、フランスの「ゾディアック叢書」から多分に影響をうけています。それは、アンジェリコ・シュルシャン修道士(1924-2018)が修道院内ではじめたシリーズで、ヨーロッパ各地のロマネスク聖堂の美術、建築を他にない視点で紹介しています。当初はアンジェリコさんみずから撮影、編集を手がけ、1954年から99年まで225冊も刊行されました。『工芸青花』創刊号(2014年)では美術史家の金沢百枝さんとともに、アンジェリコさんに会いにゆき、そのロマネスク観をうかがうことができました。わすれがたい日になりました。画家のnakabanさんもロマネスクとゾディアック叢書を愛する仲間です。アンジェリコさんの死を金沢さんと私に知らせてくれたのもnakabanさんでした。今展会期中、3月1日はアンジェリコさんの1周忌にあたります。「ゾディアックのロマネスク」を描くnakabanさんの絵やタイルで、「恩人」をしのびたいと思います。──菅野康晴(『工芸青花』編集長)/「Anno Domini 2019:ロマネスクと私」展(2019年2月/於「工芸青花」展示室)目録より *絵葉書「Lettres à “Z”」(2022年9月作)のnakaban作品は、上記「Anno Domini 2019:ロマネスクと私」展出品作です
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音遊びの会『OTO』
¥3,300
2005年9月、神戸を中心に知的な障害のある人、即興音楽家、音楽療法家が集まった「音遊びの会」が結成以来、満を辞してついに初のスタジオ・レコ―ディング・アルバムを発表します。 かねてよりアルバム制作を熱望していた大友良英による渾身のプロデュース。 過去のCD/DVD作は全てライヴ録音でしたが、今回は足掛け1年以上の期間をかけてのスタジオ録音です。 個性豊かなメンバーたちによるソロ&デュオ、バンド&アンサンブルとバラエティに富んだ編成をそれぞれ収めた豪華2枚組。 通常では考えられない楽器へのアプローチ、今までに聴いたことのないような独特の響きのアンサンブル、単なる初期衝動では片付けられないオリジナリティ溢れるパワー、これまでどこにもなかった新しい音楽体験に満ち溢れた玉手箱のようなアルバムです。 空気感を捉える名人、和田真也による録音ミックスの素晴らしさもこのアルバムの聴きどころ。 大友良英、細馬宏通による珠玉の解説を含む豪華ブックレット付き。(英訳あり) 音楽って! ? この世で最も影響を受けたグループ「音遊びの会」が16年の活動を経て 世に出すファースト・スタジオ・レコーディング。彼ら彼女らと演奏をしていると ここは天国なんじゃないかって本当に思うのです。 【大友良英】 一触即発、再現不能のあの連中のセッションは鋭く、しかもなぜかユーモラスでしなやかである。 それはやはり長時間のセッションをイニシエーションのように体験した私でなくても、バシバシ伝わるだろうと思う。そして連中の音はクセになる。自由というものは中毒性を持っているらしい。 だから聴いたら最後、また聴きたくなります。自由の感触がわかるから。 【いとうせいこう】(音遊びの会、最新加入メンバー(2021年8月現在)