コリイ・ドクトロウ 著 / 川副智子 訳『マジック・キングダムで落ちぶれて』
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不老不死、フリー・エネルギーの獲得…。あらゆる旧来型の価値観から解放されたビッチャン世界。
そこは老いも貧困も、死すらも超越した遠未来。
この世界で一世紀以上生きてきたジュールズは、ディズニー・ワールドのマジック・キングダムに住みそこのスタッフとして働くという長年の夢をついに実現させた。自らの15パーセントの年齢のガールフレンド、リルと幸せな日々を送っている。
ここでは、人類は記憶や人格のバックアップを取る技術を確立し、クローンを自在に速成する技術と組み合わせることで“再生”することが可能になっている。
また人に尊敬されたり感謝されたりすることで信用を積み上げ、お金の代わりに“評価”で経済を回し、「ウッフィー」という仮想通貨の多寡ですべてが決まっていく…。
作者コリイ・ドクトロウによって原著『DOWN AND OUT IN THE MAGIC KINGDOM』が著されたのは2000年代初頭のこと。この作品で2004年度のローカス賞第一長篇賞を受賞し、2005年にはハヤカワ文庫SFより翻訳出版され人気を博すもその後は品切れ状態が続き、現在も古書価が非常に高騰している状態が続いています。
先が見えない時代に未来を見据えるツールとして、近年SF小説の必読性も説かれていますが、近い未来に(あるいは既に)私たちが直面するであろう現実を描き出した本作を、評論家の岡田斗司夫さんが自身のYouTube内で取り上げたことから復刊の要望が高まり、今日までに多くの復刊リクエストが寄せられています。
人が死なない、労働からも解放される世界で、あなたなら何をして時間をつぶしますか?
そんな現実が目前に迫りつつある今、ぜひ本書を手に取ってみてください。
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判型 四六判
頁数 238 頁
(版元サイトより引用)
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