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OKATAOKA『WALL OF SOUND』
¥2,750
180mm × 180mm 112 pages, softcover, PUR binding, offset print, sleeve case 1st Edition of 1000 Publication date: October 2024 2,500yen + tax イラストレーター・オカタオカによる作品集。本作には、Neil Young、スピッツ、Yo La Tengo、Kacey Johansing、Khruangbin、Kings Of Convenience、荒井由実など、自身で好きな曲を選び、それを聴きながらイメージを膨らませ、7インチと12インチのブランクのレコードジャケットをキャンバスにして描いたシリーズを収録しています。 ――― イラストレーターになりたての頃、ある編集者にポートフォリオを見てもらう機会があった。「どんな仕事がしたいの?」と訊かれたので、「音楽が好きなのでミュージシャンのアルバムジャケットとか描いていきたいです。」と答えると、「まぁ好きな仕事だけではイラストレーターとしてやっていけないけどね。」と言われた。 あれから十数年、運良くイラストレーターとしてなんとかやっていけているが、今でもやはりアルバムジャケットのイラストレーションは憧れの仕事のひとつだ。 本書に収録した作品は、自分で好きな曲を選び、それを聴きながらイメージを膨らませ、7インチと12インチのブランクのレコードジャケットをキャンバスにして描いたシリーズ。あくまで勝手にやっていることなので誰からも修正を受けることもない、夢のような楽しい時間だっだ。 今回、作品を描いていく中で、ふとファンアートという言葉が思い浮かんだ。ファンアートとは既存の作品(主にアニメや漫画、ゲームなど)をもとに描かれた二次創作物のことだが、”WALL OF SOUND” は僕にとってのファンアートなのかもしれない。 この作品たちがいつか僕の好きなミュージシャンに届いて、さらにジャケットの依頼が来たりしたら本望だが、まずはご覧いただいたみなさんに「この作品はどんな曲なんだろう」とか、「あの曲のどの部分からイメージしたんだろう」とか、色々妄想を膨らませて楽しんでもらえたら嬉しい。 オカタオカ ――― (公式サイトより転載)
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前略プロダクション『前略 vol.1』
¥1,100
A5/64ページ 目次: さわぐちけいすけ「死人の声」 三宅香帆「あるかわいいアイドルの卒業について」 方便凌「それらしさとやるせなさについて」 山本赤気「バナナマンを愛して」 山田鉄也「本音と死」 宇宙ノム「わかっちゃいるけどやめられない」
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内田紗世『家族』
¥1,100
SOLD OUT
A5版 32ページ 読めば無数の傷が見えてくる そして 書くことで治している彼女の姿も (植本一子さん 帯文より引用) 文章を書いた後初めて読んでもらったのが植本さんでした。 それで私の文って他の誰かに届くんだ、と思いました。 まさかあの植本一子さんがこれを読んで、さらに帯文の素敵な 言葉を生み出してくれたこと、いまだに信じられない気持ちです。 このZINEはもしかしたらもっと多くの人に届くのかもしれない、 と思ったのが2021年の始まりでした。 (著者Instagramより引用)
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小堀由希岐『 翻訳とユーモア 遠くのボート vol.2不一致』
¥1,320
1920年から1960年代までの洋雑誌の翻訳選集。 フィクションやエッセイ、書評、当時の商業広告などを掲載しています。 THE NEW YORKERやPunchのcartoonも翻訳しています。 本文に関連した小堀由岐のイラストも所どころに見られます。 大半が映画のイラストです。 B6, 80 pages, ¥1200+税 (版元サイトより引用)
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荒木みどり・季村敏・扉野良人・ぱくきょんみ・藤井豊・藤原安紀子・村松美賀子・山崎佳代子『百年のわたくしvol.2』
¥1,100
2017年に徳正寺で開催されたポエトリーリーディングイベント『百年のわたくし』のリーフレット。 参加作家 荒木みどり 季村敏夫 扉野良人 ぱくきょんみ 藤井豊 藤原安紀子 村松美賀子 山崎佳代子 発行元:りいぷる・とふん
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川崎テツシ『Poet Reflection』
¥2,750
日常の様々な光と影を描き出す詩 川崎テツシの2冊目の詩集 +カセットテープ (DLコード付き) 詩、音楽:川崎テツシ 写真:小野由希子 音楽:ふくいかな 子総合デザイン:阪田歩 校閲:あたらしもぐら (著者SNSより引用)
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平野甲賀『平野甲賀と』
¥4,400
大胆かつ繊細な描き文字を配した数多くの本の装丁、そして演劇集団「黒テント」のポスターデザイン・舞台美術などの仕事で知られる装丁家・グラフィックデザイナー、平野甲賀による描き文字〝画文集〟の決定版。 甲賀氏が82歳になった日、写真家の息子が娘をつれて父を一日撮影した……。老人力が増して来た甲賀氏を囲んで若きふたりのデザイナーが、描き文字選びに、作品選定に、レイアウトや造本に勤しんだ……。 本書はそんなふうに平野甲賀と数人のメンバーによって編んだ一冊です。制作中の合言葉は「絵本のように」。文字は風景なんだ――。甲賀氏のそんなことばに想をえたものでした。自身の手による描き文字作品群やエッセイのほか、制作風景や幕間のひとこま(撮影=平野太呂)、寺子屋「マルテの学校」の活動のこと(記録=編集部)、大好きなイラストレーターの作品(画=小島武)など、描き文字・画・写真・文をにぎやかに収めました。B5変型、コデックス装、カラーページ多数。 [著者のことば] 本書の制作にかかわっていると、ぼくは三十数年前につくった装丁術*のことを思いだした。あのときもワイワイみんなで作っていた。たしかぼくは40代で仕事場には猫がちょろちょろ出入りするし、庭で幼い娘が泣き叫んだりしていた。できあがった「平野甲賀と」はなんだかあの本の続き、あの本への30年後の返信みたいだ。
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Bricole 『MADO+ BOOKS 001 「うつろうもの のこるもの」』
¥1,500
企画・編集・発行: Bricole(桾沢和典・桾沢厚子) 大きさ : A5サイズ(148mm×210mm) ページ数 : 表紙4p+本文80p 印刷部数 : 1,000部 発行日 : 2016年8月6日 「私たちの生活は、私たちの望むままに変わってきたのか? それとも、気づいた時には変わってしまっていたのか?」 巻の原発問題に揺れながら廃村した「角海浜」の生活をカメラで追い続けた斉藤文夫氏、映画『阿賀に生きる』の老人たちの姿を親密な距離感で撮り溜めた村井勇氏、消えゆく「鎧潟」をそこに棲む人々とともに記録し続けた石山与五栄門氏。 三者三様に、「浜」、「河」、「潟」に生きた人々を捉えた、貴重な写真で過去を振り返りながら、自然と人間との関わりにおける河川のあり方を追求してきた 大熊孝氏(新潟大学名誉教授、ビュー福島潟7代目名誉館長)、人の生き様をあぶり出すドキュメンタリー作品を生み出す、『風の波紋』監督小林茂氏、長年新 潟水俣病患者に寄り添い続け、映画『阿賀に生きる』仕掛け人でもある旗野秀人氏(冥土のみやげ企画)をゲストに迎え、「自然とともに生きていた人の暮ら し」を自らの体験と出会った人々から語る「いろり座談会」の三時間にわたる全内容を収録。 (「過疎に消えた村の記憶 角海浜」:廃村までの「角海浜」を写真と共に語ってもらった斉藤文夫氏インタビューを同時収録。) <もくじ> ○角海浜 ―過疎に消えた村の記憶― 語り手:斉藤文夫(旧庄屋佐藤家・囲炉裏の火焚きじいさん) 聞き手:桾沢厚子 ○いろり座談会「角海と阿賀に生きた人々」 座談ゲスト: 大熊孝(新潟大学名誉教授・河川工学/土木史)、斉藤文夫(郷土研究家、写真家)、 小林茂(ドキュメンタリー映画監督)、旗野秀人(「冥土のみやげ企画」主宰)、 村井勇(フリーカメラマン) 司会:桾沢厚子 ○寄稿「写真が想い出す」/椹木野衣(美術批評家) ○あとがき 「間に生きるものとして」/桾沢厚子 「継続され反復される光」/桾沢和典 ●掲載写真 角海浜の記録 斉藤文夫 映画『阿賀に生きる』スチール 村井勇 鎧潟 石山与五栄門 ●付録:角海浜・阿賀に生きる関連年表 Bricole(ブリコール)とは 「地域に当たり前にある歴史、生活、文化を改めて理解し、そこから引かれる沢山の関係線を見出し、組み合わせることで、新たな価値を紡ぐこと」を目的とし、WSイベント、座談企画、書籍・フリーペーパー発行ほか、色々の活動を行っています。 MADO+BOOKS(目門ブックス)創刊への思い いつか誰かの見た「光」や「音」。それは、人の心に切り取られ、ある時代には、「物語」や「絵」として、ある時代には「写真」や「映像」として残されます。断片となって形を変えながらも、大事に選びとられた事物は、他の誰かに伝えられ、生き続けることがあります。 まど(目門)とは、風景を切り取る目と、物事が往来する門のようなもの。誰かがどこかで出会い、大事にえらびとった事物を「本」という形で寄せ集めることで、人が人に手渡すことを願ったそれが、誰かにとっての良き贈り物となることを願います。 (版元サイトより引用)
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田川らん・HatoBaa『とるのポートレート』
¥990
多義語(=ひとつのことばで複数の意味をもつ単語)を漢字、発音、古典、歌詞など多方面から考察したブックレット『タギゴのイ かけるについて』から二年。万を持して完成した第二弾。テーマは取る、撮る、摂る、「とる」! 今回はブックデザインをnipponia(山田和寛)が担当し、すっきり目を引く仕様になっています。 (取次元サイトより引用)
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袴田京太朗・市川明子・鄭梨愛・土屋美智子・灰原千晶・李晶玉『武蔵美×朝鮮大「突然、目の前がひらけて」』
¥880
発行日: 2015年11月13日 発行元: 「突然、目の前がひらけて」制作委員会 (袴田京太朗、市川明子、鄭梨愛、土屋美智子、灰原千晶、李晶玉) 執筆者: 市川明子、鄭梨愛、土屋美智子、灰原千晶、李晶玉 寄稿者: 袴田京太朗、李鏞勲 写 真: 加藤健 デザイン: 本郷かおる 編 集: 「突然、目の前がひらけて」制作委員会、 灰原千晶 仕 様: A5版 / p64 / 無線綴じ 「私たちの間にある隔たりとは、何か」 2015年、武蔵野美術大学FALと朝鮮大学校美術科展示室の2つの会場と、両校の展示室をつなぐ仮設の橋で構成された、同名の展覧会/プロジェクトの記録集。
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Materia Prima『Materia Prima vol.2 Jonathas de Andrade』
¥1,650
ないところから発明すること、家族を超えた人間関係、困難をチャンスに変えていくこと。常に響き続けているリズム。 ブラジル人アーティスト、ジョナタス・デ・アンドラーデの作品「Directed Games(原題: Jogos Dirigidos)」を題材にその制作プロセスを聞いていきます。 ジョナタス・デ・アンドラーデ (Jonathas de Andrade) 1982年ブラジル、マセイオ生まれ。レシフェにて活動中。写真、インスタレーション、映像などを使い、フィクションとリアリティーに揺さぶりをかけるような方法で集団の記憶と歴史の境界を越える。さらに建築資料や画像、テキスト、人々のライフストーリーなどを集めて分類し、過去の個人的な物語を再構成する。 Materia Prima vol. 2 – ジョナタス・デ・アンドラーデ 判型: 片見出し8面折り製本 たとう紙/活版印刷 デザイン: サイトヲヒデユキ 制作編集: 永井佳子 価格: 1,500円(税抜き) (版元サイトより引用)
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マタレーゼ・エリック(anaguma 文庫)『川上村のアマゴ釣り、と井戸探し』
¥770
村の伝説、養魚場、川釣り、井戸を巡る日常的な冒険です。 These are daily adventures involving a village legend, a fishery, river fishing, and a well. anaguma 文庫 マタレーゼ・エリックは2016年に奈良県川上村に移住して、2017年に「anaguma 文庫」として翻訳、通訳、執筆の活動を始めました。翻訳とリトルプレスの制作は随時、月刊ソトコトの連載やビッグイシューや奥大和ライフジャーナルなどに記事を掲載しました。2021年4月から奈良県天理市を拠点にしています。この土地で感じた魅力、人の温かさ、町の楽しさをより多くの人と共有したくて、活動をしています。 (版元サイトより引用)
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listude『ブランドブック「listude」』
¥7,200
さまざまな音にあふれた世界において、「聴く態度」を持ち続けたい。listudeは、「listen(=聴く)」+「attitude(姿勢・態度)」による造語です。 「聴く」ことにまつわるlistudeによるエッセイ、私たちと親しい人たちによるコラムとインタビュー、音を感じる風景を集めた写真集、ステイトメントとして取り組む「地奏-CHISOU-」のドキュメントを収録した日英バイリンガルの5冊組。帯はスピーカーの製品情報になっています。 「聴く」という行為は、自らを素直にまっすぐ「ひらく」行為でもあります。目の前にある対象はもちろん、その奥に広がる世界そのものへと意識を向ける。それは、日常の風景に美しさを見出すことだと私たちは考えます。これら冊子の断片から、listudeの想いが浮かび上がることを願って。 — Insight — listude鶴林万平による10本のエッセイ。全68ページ。 ・静けさの共有 ー 敦賀ヨーロッパ軒 本店 ・音が導く食の楽しみ方 ー ピアノ「プレイエル」の旨味 ・湯宿 さか本の「おもてなしなし」 ・塩かタレか? ー 合研のフォノイコライザー ・"不"正解の音がもたらす可能性 ・スピーカーの態度 ー ジャズ喫茶ベイシーで受け取ったもの ・ステレオのモノラル化に見る、音楽のこれから ・あの場、あの時、私だけが聴いた音 ー PAについて ・聴くことの能動性がもらたすもの ー 長岡京室内アンサンブル ・聴く ー 未知のものを受け入れる器 — Viewpoint — listudeと関わりの深い5人のコラムと2人のインタビュー。全104ページ。 ・名前のない4つのはなし/大森克己 (写真家) ・触媒/青柳拓次 (音楽家) ・てまとひまのあいだ/岡部太郎 (一般財団法人たんぽぽの家) ・音の断片を自らつなげて音楽となる/山野英之(グラフィックデザイナー) ・過程の美しさの堆積/渡邊貴志(STITCH INC. 代表) ・環境なんかどうだってよくて、なんかいい音楽がかかっていて、酒が旨ければグッドです/有山達也(デザイナー) ・いちいち立ち止まって、全部やらないと気が済まない/小桧山聡子(山フーズ) — Inspiration — 音を感じる風景を集めた写真集。全17ページ。 — Project — 地奏 -CHISOU- vol.1 UDA MATSUYAMA/NARA の記録 地奏 -CHISOU- vol.2 ASUKA/NARA の記録 — 帯 — listudeオリジナルスピーカーの製品情報 *** 企画・発行:listude(鶴林万平・安奈) 編集:MUESUM(多田智美・永江大) デザイン:高い山株式会社(山野英之・桑原遼) 翻訳:鶴田千佳 イラスト:高原颯時 (版元サイトより引用)
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listudeオリジナルノート
¥1,500
2023年7月、森岡書店 銀座店にて行われたはじめての展覧会「listude」にあわせてlistudeオリジナルノートを作りました。 listen(聴く)+attitude(態度)=「listude(聴く姿勢・態度)」というブランド名にもなっているこのコンセプトを皆さまの日常の中でも身近に体験してもらえたらと作り始めたこの企画。奈良の新進気鋭のデザイナー・新宮夏樹さんと一緒に無事作り上げることができました。 新宮さん手作りの銅製の綴じ具を外すと、ノートがあらわれる仕組みになっており、「綴じ具を外す動作を取り入れることで、忙しない日常から一旦心を落ち着かせ、音と向き合う姿勢へとより深く入り込んでもらえたら」というデザイナーのこだわりが感じられます。 ノートの中身は至ってシンプルなつくりに。音日記のように、その日聴こえた音を記したり、思い出の音を書き残してみたり、ライブの感想を書き残したり、音関係なく自由に日記がわりにしていただいてもいいですし、使い方は自由自在です。listudeが「音欒」や「地奏」で行ってきた”音を聴くワーク”のように、感情だけではなく知性で音を聴き、それを絵や言葉にして自由に書く、というのももちろんおすすめです。 見開きにはそれぞれlistudeが選び抜いた言葉たちがひとつずつ入っており、それらをヒントに「聴く姿勢・態度」について身近に感じ、一緒に考えてもらえたら嬉しいなと思っています。印刷は長野の藤原印刷さんにお願いし、新宮さんと共に考え抜いたロゴひとつとっても丁寧にこだわり抜いた佇まいの美しいノートが出来上がりました。 ポケットに気軽に入れてお出かけついでに音を聴いてみたり、お家でゆっくり音楽を聴きながら書いてみたり、誰かにそっとプレゼントしてみたり。あなたの日常にこのノートが寄り添ってくれることを願っています。 (版元サイト引用)
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那須耕介『社会と自分のあいだの難関』
¥3,080
民主主義(デモクラシー)って、 疲れませんか? わかってるようで、わかってないこと 残された時間、 この「世界」と 「私たち」のつながりについて 考えつづけた53歳の法哲学者。 その思索の到達点を示す 最後の連続セミナー 定価3,080円(本体2,800円+税) 四六判・並製、288ページ 発行・発売 編集グループSURE 本書のおもな内容 第1講 傷つける言葉、自由な表現 「開かれた社会」とその疲れをめぐって 第2講 過渡期にある社会を生きる 取り返しのつかないこと、いなかったことにできない人たち 第3講「おかしな法」とのつきあいかた 遵法責務/市民的不服従と民主制 那須耕介さんのこと 黒川創 著者略歴 那須 耕介(なす こうすけ) 1967年生まれ、京都市に育つ。京都大学法学部卒業、2001年京都大学大学院博士課程修了。博士(法学)。摂南大学准教授を経て、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。 著書に『多様性に立つ憲法へ』、『バーリンという名の思想史家がいた』、『ある女性の生き方──茅辺かのうをめぐって』(いずれも、編集グループSURE)ほか。 2021年9月7日、膵がんのため死去。53歳。 出版社(SURE)さまHPより
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13の質問編集室『最後のテレビマンに愛をこめて「伊丹十三への13の質問」から13年』
¥1,650
映画監督/俳優/エッセイストとして知られる伊丹十三。あまりにも多彩な仕事を遺してきた彼だが、再放送や配信などがままならず、いまだ全貌が明らかになっていないのは、主に70年代をとおして活動した"テレビ・ドキュメンタリスト"としての伊丹の姿だろう。 そんな彼のテレビマン時代を共に歩んだディレクター/プロデューサーたちと若き伊丹ファンたちとの対談や、エッセイをまとめたリトルプレスがこの『最後のテレビマンに愛をこめて 「伊丹十三への13の質問」から13年』である。 伊丹流のTVドキュメンタリー作法を確立した『遠くへ行きたい』ほか、『欧州から愛をこめて』『天皇の世紀』『アートレポート』など数々の名作番組も仔細に紹介。 もくじ ▶まえがきに代えて ▶Chapter 1 座談会 伊丹十三への13の質問 ▶Chapter 2 今野勉・浦谷年良への13の質問 ▶Chapter 3 座談会 テレビマンとしての伊丹十三 ▶Chapter 4 座談会 私的上映会2023 ▶Essey 私の好きなテレビマン伊丹十三の仕事 『遠くへ行きたい』谷口愛、中村市子、高橋渉 『私がつくったマイテレビジョン』大西隼 『天皇の世紀』毛原大樹、阿部純 『欧州から愛をこめて』パトリック・キメンティ 『伊丹十三の古代への旅』水本アキラ 『アフタヌーンショー』『アートレポート』中村佑子 ▶あとがき この本について 発行 13の質問編集室 編集協力 水本アキラ、谷口愛 デザイン イワフチメグミ 制作協力 浦谷年良、中村佑子、大西隼(テレビマンユニオン) 協賛 テレビマンユニオン 初版発行 2024年10月30日 サイズ等 127×188/114p/ソフトカバー 定価 1500円+税 (版元サイトより引用)
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十田撓子『あさつなぎ』
¥2,860
秋田県鹿角(かづの)市に生まれ育った詩人・十田撓子(とだ・とうこ)は、土地の記憶と、美しく、時に厳しい鹿角の自然に育まれた心象風景をもとに言葉を紡いでいます。第一詩集『銘度利加』は明治期に大湯に伝道されたロシア正教の記憶と、自身の関りとを重ねながら、詩的に昇華させ、詩壇の芥川賞とも称されるH氏賞を受賞しました(他、中原中也賞最終候補)。 その前作へのオマージュとして同じ版型を採用しつつ、黒一色に覆われた詩世界から一転、本作はやさしい目覚めのような雰囲気をまとって舞い降ります。 A5判変形・112頁 箔押し・糸綴じ・天アンカット 著者 十田撓子 発行所 Le Petit Nomade 編集・造本 山元伸子(ヒロイヨミ社) 発行日 2024年11月30日 ISBN 978-4-9913811-0-2 帯文 サウンドアーティスト 鈴木昭男 (版元紹介より引用)
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『BGM zine issue 5 LGBTQ+』
¥1,000
Kotono Utsunomiya (Editor in chief) Nanami Fuji Kanako Tsujita <B5size 28ページ フルカラー> 人生の主人公として生きるみんなの為のZINE、今回はLGBTQ+特集です。 数々のメディアなどから信頼を得るQueer artist・カナイフユキさんや、東京を拠点に本当の自由と自分らしさを追究するメディアB.G.Uなどのインタビューなど、信頼できる当事者(本来この言葉はあまり使いたくありませんが)のリアルな声をメインに、ジェンダーやセクシュアリティの基本的な知識や、関連する映画や音楽も紹介し、誰にでも読んでもらいやすい内容にしています。 地道に社会を変えていこうと強い意志を持ってつくりました。 今よりもっと優しさの連鎖を、思いやりの笑顔を増やすこと。 私たちで、私たちの未来をつくりましょう。 (版元オンラインストアより転載)
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【サイン本】山内マリコ『逃亡するガール』
¥990
SOLD OUT
ねえ、あたしたちこれからどうする? スタバで勉強中の優等生・山岸美羽に飛んできたペーパーナプキン。そこには、隠し撮りされていることが記されていた。窮地を救ってくれた浜野比奈と、塾に行くまでの時間を過ごすようになるが、次から次へと思いがけぬ形で追い出される。家に居場所がないと感じている美羽、パパ活のようなことをしている比奈、それぞれの実情が明らかになり……。 不条理に居場所を追われた高校生2人が、街を、テリトリーを拡張していく。 山内 マリコ【著】 1980年富山県生まれ。2008年に「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞。2012年、受賞作を含む連作短編集『ここは退屈迎えに来て』を刊行しデビュー。その他の著書に『アズミ・ハルコは行方不明』『あのこは貴族』『選んだ孤独はよい孤独』『一心同体だった』『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』『マリリン・トールド・ミー』など。 発行元:U-NEXT 発売日:2024/11/20 ページ数:136p 判型(実寸):174mm × 112mm ISBN 978-4-911106-30-3 (版元情報より転載) --------------------------------------------------------------------------------------- 同一タイトルのサイン本のご購入はおひとりさま1冊限りにさせていただいております。 また販売しておりますサイン本の転売は、固く禁止させていただきます。 転売行為が発覚した場合には、以降、当社オンラインストアでの商品ご購入をお断りする場合がございます。
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木下理子『oar review #1 25時のピクニック』
¥880
2024年9月20日発行 B6判(18.2×12.8cm)/48頁+図版18頁 ISBN: 978-4-910794-12-9 C0070 作家と協働してアートブックを主に刊行する出版社・oar press のウェブサイト上で連載された「oar review」。 書き手それぞれの制作や実践とも関わり合いながら執筆された文章が、書き下ろしのテキストも加わって紙の本として改めて発表されます。 第一弾となる本書は、2022年4月から同年9月まで連載された木下理子による『25時のピクニック』を収録。自身のアトリエである「25時」を舞台に、全6回の連載の中で多様なアートブックが紹介されます。 実在しない時間の名の下、ピクニックシートを広げるように様々な本を開いては自身の制作との交点を結ぶ、星座のように近くて遠いアトリエ通信です。 – デザイン:加納大輔 (版元サイトより転載)
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ミシマショウジ『茸の耳 鯨の耳』
¥1,980
耳は 草に生まれる 白い草に露の ひかりに踊り踏まれた靴と大地に 耳は生まれる 胸に糸玉をもって生まれてきた 百本 千本 一万本の糸だ 夜の夜を twinkle twinkle 胞子を飛ばし菌糸を織って虹の 鯨が空を泳ぐころ 土の下ではおおきな錦の布が広がる (「夏至 一」より) 究極的には、詩との関係は混沌との関係だと思う。…混沌、それはパンだ、パン生地だ。こねられる、そして、こねる。混沌が歌うのは、舞うのは、悼むのは、われわれだ。その思考に驚き、笑い、救われるような気がし、感動する。 ——管啓次郎「混沌のために」より 夏から冬へ。深い夜の中、野性の音に耳をすませ、世界の傷を夢想する。パンを焼き、詩を書くビート詩人。待望の第3詩集! 解説=管啓次郎、栞文=ヤリタミサコ、小笠原博毅 目次 序にかえて 茸の耳 鯨の耳 夏至 冬至 用語人名解説 混沌のために 管啓次郎 著者紹介 ミシマショウジ 兵庫県で自家製酵母パン店 ameen's oven を営む。パンを焼き、詩を書く。『現代詩手帖』2017 年10 月号の特集「詩と料理」に作品が掲載。詩集に『Ghost Songs』(黒パン文庫)、『パンの心臓』(トランジスター・プレス)。共著に『敷石のパリ』(トランジスター・プレス)、『舌の上の階級闘争』(リトルモア)など。友人たちと『詩の民主花』を発行し、朗読会をおこなっている。 定価 1800円+税 80ページ B6判 ペーパーバック 装丁 川邉雄 初版発行日 2024年11月30日 発行 トランジスター・プレス ISBN978-4-902951-11-0 (版元サイトより転載)
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佐々木大輔『僕らのネクロマンシー』
¥1,650
※本書は、文庫サイズの造本に新たな装画を加えた「新装普及版」です。 小説『僕らのネクロマンシー』は、インターネットから生まれたさまざまな技術が高度に発展し、自然に埋め込まれた未来を描いたSF小説です。AIやIoTといったWeb3.0の世界と、NFTとメタバースといったWeb3の世界。それらがごくあたり前になった「カームネット(静寂なインターネット)」が舞台です。いかにも穏やかなその空間において、「メディアとコンテンツ」「外側と中身」「肉体と魂」は、効率を重視してどこまでも際限なく細切れにされていきます。しかし、主人公だけがそこに居心地の悪さを感じている―― コンテンツの本質とはなにか。ネットにアーカイブされた中身のデジタルデータにあるのか、それとも現実世界のフィジカルなパッケージにあるのか、それとも……という問いに悩み続ける主人公。出そうとした答えは? -- 著者:佐々木大輔 発行人:佐々木大輔 発行所:Tales & Tokens株式会社 (版元サイトより引用)
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アトリエ風戸『おかしなわたしが わたしのお手本』
¥1,100
SOLD OUT
人生の中で悲しいシーンや辛い出来事に出くわした時、ちょっぴりおかしいかもしれないけれど、こんなふうに捉えたら、ラクになるよ、というヒントみたいなものが、お菓子に絡めて綴られています。 おかしな、と、お菓子、をかけ合わせた、 いとをかし、な本です。 以下、目次です。 ◆目次 1 はじめに 4 ドーナツあげる 7 黒はどっちだ バウムクーヘン 12 おまたせクッキー 15 怒られても気まぐれオレンジ 19 ショートケーキが好きじゃない 23 チーズケーキを待てない 27 ティラミスなんて 30 波打ち際マフィン 34 フールな選択 37 トラブルで終わらせないタルト・タタン 42 スコーンは時々甘い 44 気持ちはシュークリーム 46 選べるソフトクリーム (版元書籍情報より引用)
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アトリエ風戸『本屋が閉店する前に 〜閉店をテーマに本屋が綴る想い〜』
¥1,100
SOLD OUT
12名の書店主に『閉店』をテーマに話を聞いたインタビュー集。 ◆分岐点 アトリエ*ローゼンホルツ 佐藤真里 ◆ポジティブな閉店 葉々社 小谷輝之 ◆会社をサボって陽のあたる場所にいる バックパックブックス 宮里祐人 ◆いま想うこと サンブックス浜田山 木村晃 ◆階段があった そぞろ書房(小窓舎) 黒澤千春 ◆交わらない つまずく本屋ホォル 深澤元 ◆閉店の日を思う gururi 渡辺愛知 ◆【朗報!】閉店は不可能 そぞろ書房(小窓舎) 倉島一樹 ◆閉店を意識しながら店を続けるということ 本屋BREAD&ROSES 鈴木祥司 ◆赤い河 そぞろ書房(点滅社) ゴム製のユウヤ ◆始まったことのように、終わったことを祝う つまずく本屋ホォル(mibunka) 吉田尚平 ◆喧嘩はやめたい そぞろ書房(点滅社) 屋良朝哉 (版元書籍情報より引用)