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2025年11月初版発行
定価1,500円+税
A6判299ページ
著者:惣田大海水(そうだ たいかいすい)
デザイン:三上悠里
制作協力:北尾修一(百万年書房)
印刷製本:ちょ古っと製本工房
【内容】
死ななくてよくなったからこそ、やっと通うことが出来るようになったカウンセリング。父親とは、母親とは、自分とは、いったいどういう人間なのか。体内に残存する子供のころの家庭環境というブラックボックスを、心理士との対話の中で再度考え直していく「カウンセリング日記」を含む日日の記録。(2024年11月から2025年7月までの日記を収録)
どんなにつらくてみじめでも、誰にも言えない。誰にも言えないから、家の中で起こっていることと世間の価値観がずれていくのを止められないのです。自分の中身も、どんどんずれていきます。そのまま、愛されて育っている友人たちと何も変わらないと見做されて、同じように成長しなければならないのです。でも友人たちと一緒ではないことは、周りの大人も分かっているはずです。私の父親が自殺したことも、母親が独り言を言いながら歩いていることも、みんなおそらく分かっていたはずなんです、小さい町ですから。みんな知っていても、それでも何も変わらないのです。誰にも変えることなんて出来ないです。何も変わらないから、あの場所を離れるしかなかった。ただ、離れても、離れられないのです。離れられないまま、ここにいます。もしかしたらわたしは本当は、離れたく無いのかもしれません。ここにいるのに、私の一部はまだ、何も分からないままなのです。
死ななくてよくなった後の日日3
(著者noteより引用)
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